飼い主であれば、皆、一緒に暮らしている猫が長生きであれば良いと望んでいることでしょう。しかし、屋外の猫の平均寿命は2〜5年だと言われています。屋内に飼われている猫の場合、十分に栄養を与え、運動し、治療が受けられれば、平均12〜15年も生きることができます。屋内の飼い猫は、更に屋外の捕食動物や悪天候から安全に暮らせるため、長生きする傾向があります。
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ギネス記録を持つネコの寿命
ネコの寿命は15年程度と予想ができますが、これよりも長生きした猫もいます。1967年に生まれた猫のクレームパフ(Creme Puff)というネコです。日本語でシュークリームという意味だそうです。彼女は38歳と3日も生きました。ギネス世界記録 (the Guinness World Record)によると、彼女は記録上最も長生きの猫です。他の猫でも30代前半まで長く生きていた報告があります (下の表)。中でも、ギネス記録としての公式のデータは残ってはいませんが、39才まで長生きしたオーストラリアのLucyという猫がいるそうです。ちなみに、ギネス記録に認定はされていませんが日本で最高齢の猫は36才まで生きた青森県の岡田さん宅で飼われていた「よも子」です。彼らの長寿の秘訣はどこにあったのでしょうか? その理由の一旦は遺伝学であり、その一部は彼らのライフスタイルであり、残りは飼い主からの献身的な愛や気遣いの影響である可能性が高いそうです。
順位 | 猫の名前 | 年齢 | |
---|---|---|---|
外 | Lucy | 39才? (1972-2011) | オーストラリア |
1 | Creme puff | 38才3ヶ月 (1967-2005) | USA |
2 | Granpa Rexs Allen | 34才2ヶ月 (1964-1998) | USA |
3 | Sarah | 33才6ヶ月 (1982-2015) | ニュージーランド |
4 | Miez Maz | 33才 (1979-2021) | スイスランド |
5 | Missan | 32才 (1985-現在) | スウェーデン |
長生きする猫の種類
しかし、全体的に寿命が長くなる傾向がある猫の品種があります。例えば、シャム猫は一般的に15年は生きますが、長ければ20年ほど生きることができます。たまたま長髪の猫の品種であるビルマ、ペルシャ、バリ(長髪のシャムと呼ばれる)のような猫は、同様に長寿になります。数十年をあなたと共にいてくれる猫の友人を探しているなら、これらの品種の1つを検討し、今後何年も幸せな絆を深めてください。